MESSAGE

TAKEUCHIは1948年の創業以来、北陸最大級のブライダルジュエリーセレクトショップとしてお客様の幸せをプロデュースしてきました。地域との信頼づくりを大切にしてきた結果、「北陸でお客様に一番選ばれている会社」に成長しました。
以前よりも集客はぐんと楽になりましたが、それは決して当たり前のことではありません。「お客様がお店に足を運んでくださる」、このことはすごく特別なことなのです。

私がよく思い出すのは、TAKEUCHIが石川エリアに初のブライダル専門店を出店した際、なかなか地元での出店の時のようにはいかない日々が続いたことです。全然来客がなく、ようやく1組のお客様がいらっしゃったその時、「ご来店ありがとうございます」という気持ちが、心の底から湧き上がり言葉となって出ました。有難いことにその1組を機にお店は順調に動き出したのですが、私はこの時の気持ちを今でも忘れません。

来てくださるお客様がお財布を開いてくれることで我々のビジネス、生活は成り立っています。「ご来店ありがとうございます」の一言は、我々の立ち位置を確認する言葉で、同時に「今の自分の最高の接客でお客様と向き合うのだ」という自分への応援歌でもあります。日々仕事をしていると、お客様がいらっしゃることは当たり前に感じてしまいがちですが、プロとして原点を絶対に忘れたらいけない。皆さんに、そのことをまずお伝えしたいのです。

ジュエリーコンシェルジュに必要な能力は専門知識や接客スキルなど色々ありますが、一番大切なのは「素直さ」だと思います。TAKEUCHIに入社した方がステップアップする際、多くが「何もできない自分」と対峙することになると思います。最初からプロフェッショナルな人はいません。大切なのは、肩肘張って自分をよく見せようとせず、その時できる自分のベストの仕事をすること。足りない部分を素直に認めて、周りから教えてもらうこと。そんな人は何歳になっても成長し続けられるから無敵です。

「考えるよりも、まず行動すること」も大切です。最初から出来ないと決めつけると物事は進みません。TAKEUCHIの社風は「やる一択」。どうしたらできるかを逆算して考える。そうやって実行できる人は、どこまでも挑戦する人生を歩んでいけます。

ジュエリーコンシェルジュは一人ではなく、チームで行う仕事です。働くことにおいて何が幸せかは人によって違いますが、仲間から信頼され「ありがとう」と言ってもらえたり、人との関わりに喜びを感じられるのが当社で働くことの醍醐味。人は、人でしか磨くことはできない。日々そう感じます。

ですので、当社は社員同士のコミュニケーションをしっかり取る風土があります。みんなでミーティングランチに行き、新人、ベテラン関係なく「TAKEUCHIをどうしたいか」「自分がここでどうなりたいか」を語り合います。そんな「熱量高め」のカルチャーに共感していただける方に来ていただけると嬉しいですね。

TAKEUCHIの社員は、私にとってとても誇らしい人たちです。みんな個性や得意分野、長所があって、私よりも能力が高いなと思う人もたくさんいます。それは人の指導力だったり、接客スキルだったり、仕事の熱量だったり…。共通するのは、みんなTAKEUCHIのことを「我がこと」と思い、仕事と向き合ってくれていること。彼らは同志です。そこに経験年数や役職など関係ありません。

我がこととしてTAKEUCHIを考えてくれる人は、自然と会社の中心メンバーになっていきますね。店長といった立場が人を育てる部分は大きく、当社では経験年数が浅いうちからどんどん挑戦してもらいます。そこでチームで働く難しさを知り、悩みながらまた人として一回り大きくなる。最初からできる人はいないので、失敗を恐れずに思い切りやって欲しいですね。周りがしっかりとあなたを支えます。

ジュエリーコンシェルジュは、お二人にとっての一生の思い出をお手伝いする仕事です。似たようなお品物はどこにでもあります。本当に大事なのは誰から購入するか。本当に大事なのは誰から買うか。お客様から選んでもらえるということは、コンシェルジュであるあなた自身が選ばれたということ。一生に一度の大事な時に、人に信頼される喜びは言葉に表せないほど大きく、日々の苦労が全て報われる瞬間です。

ジュエリーはAIが接客するわけじゃない、人が売っている。だからこそ、TAKEUCHIは人を育てること、あなたに輝いてもらうことを一番大切にしたい。そう思っています。